魔女の宅急便〈その3〉キキともうひとりの魔女
人ってときどき、ゆううつと仲よくなりたくなるのよね。 |
キキの生活の中に、ケケという不思議な少女がわりこんできます。とてもずうずうしく、新しい意見を口にし、とんぼさんやジジまで彼女に魅了されていきます。
とても不安になるキキ、嫉妬してしまう自分をとても恥ずかしく思います。また、とんぼさんとのデートでは魔女ってことを忘れて大騒ぎします。そんな彼女の姿は見ていてちょっと切なく、自分を重ねてしんみりしてしまいました。
それでも最後には、キキは自分を取り戻します。久しぶりにいいものを読みました。ひじょうにおすすめです。
七代先まで伝えます |
魔女の宅急便の三作目。
今回は、ケケという女の子の登場で、キキは散々悩みます。
その中にもあたたかさがあり、良い感じになっています。
これまで同様やさしい作品で、読み終えると心があたたまります。
ちょっと切ないキキ |
「こんな切ない想い、あったよな〜」とすごく懐かしい気持ちで読みました。ライバルが現れて・・それが仕事にも好きな人にもかかわってきて・・でも、その想いをはっきりと伝えることができないでいるキキの切ない想い、痛いほど伝わってきました。「魔女の宅急便」からずいぶん成長したキキに会えます。