天空の城ラピュタ スタジオジブリ絵コンテ全集〈2〉
絵コンテの意義 |
創作物には、作品の基となる設計がある。
それが形として絵コンテという表現になることは、アニメに限らずいろいろな方面であってもいい。
極論だが、小説を書く人が絵コンテを描いて作品のイメージを作ってもいい、方法論で言えば設計の幅は無限だ。
創作活動をしている人にとって、評価の高い作品の設計を見ることができるのは非常に有意義である。
多少、値段ははるが、その気になれば自分の財産になる何かを引き出しにしまい込める作品だと言える。
勿論、この作品のみという区切りではなく、このジブリの絵コンテシリーズ全体に言えることです。
個人的に非常に満足のいく作品でした。
絶対お薦め |
10月4日にDVDが発売されましたが、特典ディスクに収録されているのは、
絵のみ、このシリーズの本には、絵の横に注意書きやセリフが載っています。
それを隅々まで見ると意外な発見も多いです。
たとえば、ラピュタ崩壊のムスカ落下シーンでは、本ではすごく小さいですが、きちんと「ムスカ」(この文字は絵の中です)と書かれています。
ただ残念なのは、初版本に収録されていた資料集がありません。
詳しい!!すごく!!! |
初めてラピュタの話を見たとき,ものすごい空想が頭の中を埋め尽くし,
『宮崎監督はすごいな。どうやってこんなすごい話が作られたんだろう?』
と一晩中考え込んでしまいました。そしてどーしても気になってしまいすぐにこの本を買いました!届いて,見ると多くの絵コンテがあり,シータやパズーなどが画面でどういう風にアクションするのかが,このときどういう気持ちだったのかがかいてあり,すごい話だとつくづく感じてしまいました。
宮崎駿監督のイメージがつまってる! |
ラフな絵と解説のつまった絵コンテだが、中ではパズーやシータたちが躍動感いっぱいに走り、跳びまわってる。読んでるだけで、あの映画の中で表現されている風や浮遊感が感じられ、宮崎監督の頭の中にあるイメージがすごい勢いでこちらに伝わってくる。
クリエイティブな職業の人、またはそれを目指している人なら、何か感じるモノが必ずあるはず。