風の谷のナウシカ
人気ランキング : 174位 定価 : ¥ 4,725 販売元 : ブエナ・ビスタ・ホームエンターテイメント 発売日 : 1997-09-19 発送可能時期 : 通常2日間以内に発送 価格 : ¥ 4,253
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腐海(ふかい)と呼ばれる毒の森とそこに棲む蟲(むし)たちに支配された世界。辺境の王国・風の谷には、自然を愛で、蟲とすら心を通わせる少女ナウシカがいた。腐海を焼き蟲を滅ぼそうとする大国の争いに巻き込まれながらもナウシカは、人を愛するのと同様に蟲たちをも愛そうとする…。 アニメ誌に連載していた自らの漫画を原作に、宮崎駿が監督を務めた劇場用長編アニメ。母の優しさと獣の荒々しさを兼ね備えたヒロイン、おぞましくもどこかしら哀しさを感じさせる蟲という存在、あるときは風に乗りあるときは雲を割いて空を駆ける飛行機械など、それまでの宮崎作品の集大成にしてその後の原点と呼べるような1本だ。音楽を久石譲が手がけて「宮崎×久石」の黄金コンビが生まれるきっかけともなったが、そのテーマ曲も美しいことこの上ない。 巨大な王蟲(オーム)の群れが暴走するクライマックス、そしてナウシカの純粋な魂が胸を締めつけるラストシーンは圧巻。日本のアニメ史上にさん然たる金字塔をうちたてた作品である。(安川正吾)
大人になっても大好き |
今からもう十何年も昔、友達の家ではじめて「風の谷のナウシカ」のビデオを見せられた時、私はもちろん宮崎監督の名前などつゆ知らず、「こんなアニメもあるのか!」とひたすら衝撃を受けました。まずは、ナウシカのキャラクターそのものに。優しくて女の子らしく、危機の際には恐れ知らずの勇者と化し、曇りのない目で全てを見通すことのできる、心の澄んだ不思議な少女・・。蟲〔なんとまあ、グッドデザインなのでしょう!〕や腐海と共存する世界との架け橋となる彼女の存在感はまさに圧巻で、女の私でさえ惚れてしまいます。
私が特に好きなシーンは・・ほとんど全部ですが(笑)、村を襲わせるためのオトリに使われて怒り狂う、傷ついた小さなオウムが酸の海に走り出ようとするのを止めようとしたナウシカが海に足を突っ込んでしまうところです。絶叫して苦しむナウシカを、小さなオウムが黄金の触手〔?〕を伸ばして、いたわろうとする、静かな心の交流が、何とも好きです。
宮崎作品は幾つもあれど、私はいまだに「どれが好き?」と聞かれれば、「風の谷のナウシカが一番好き」と答えます。豊かなイマジネーション溢れる世界を、この手に掴めるほどにリアルなメッセージと共に描き切ったこの作品は、孤高の傑作だと思います。
〔ちなみに、二番目が「トトロ」で、三番目が「千と千尋」。どうでもいい私見ですみません。。。〕
ナウシカは永遠のヒロイン |
数千年後の未来、地球は人類の作ったバイオ兵器:巨神兵によって、「火の7日間」の間に核で汚染されてしまった。
胞子植物で、瘴気を出す腐海は、どんどんひろがり、残された数少ない人類の生存が脅かされていた。
腐海には巨大化した蟲がいて、人間を襲う。
そんな世界の風の谷のナウシカは、腐海は実は土の毒素を吸い取り、瘴気として吐き出し、毒素がなくなったら新しく土となって地球を再生することを一人で発見する。
掘り出された巨神兵を争奪するおろかな人間たち。人間ー腐海ー蟲のつながりに気付かず、仲間同士の争いを繰り広げる。
ナウシカはおそらく17歳くらい、この世界の危機を非暴力、平和と愛の力で救う。
宮崎氏の他の作品と比較しても出色の出来で、私はメッセージ性からいうと!この作品が第一位だと思う。
美しい音楽も心を深く打つ。
必ず見ると号泣 |
この世界を支配しているのは人間なんだ!と、思ってしまいがちな私達の視点をクリアにしてくれる作品。
舞台は、大規模な世界戦争の後に生き残ったわずかな人間達の世界。
自分達が壊しかけた地球を、また更に征服しようとする人間達。
けなげにゆっくりと地球を浄化しようと懸命に生きている植物や蟲たちを、破壊しようとする人間達。
それに気づいて行動するのがナウシカです。
わたしは、黄金の草原を歩くナウシカも、傷ついた王蟲の子がナウシカに心を開くところも大好きですが、
一番好きなシーンはペジテ軍の兵士に
「井戸の水を誰がきれいにしてくれていると思っているの?!?!・・・・・・」
と、腐海の存在意義を涙ながらに訴えるシーンが好き。
今世界が、戦争・破壊という方向にベクトルを向けている気がしてなりません。
この作品の訴える、自然との共存の大切さに気づいて欲しいとおもいます。
ちなみに、私は必ず見ると号泣してます。(もう何十回と・・・・)
自然の偉大な力を感じます |
虚臣兵という恐ろしい兵器により世界が焼き尽くされた後の世界が舞台の物語。核兵器の使用により、腐海(ふかい)の猛毒が地球を覆っていて、それを避けて暮らしている人達に再び核兵器の恐怖が近づいてくるという設定です。
風の谷という村の長の娘のナウシカの躍動感あふれる動き、考え抜かれたストーリー設定、自然を恐れない愚かな人間の末路、蘇る自然などがすばらしいだけでなく、小動物からオウムのような大きな生物に至るまで隙がなく、映画の中で重要な役割を与えられています。深い歴史を感じさせながら新しい歴史へと移り変わっていく様が実に巧みに描かれています。
あの見るだけで恐ろしい形相の虚臣兵が復活し、圧倒的な火力で巨大なオウムの大群をなぎ払うシーンは鬼気迫??迫力がありま!す。このような暴力的な人間の力で命を失うことになるナウシカが、最後にオウムの愛に包まれて復活するシーンは特に感動的です。
この作品がアニメ界に与えた影響は計り知れませんが、見る人の心も大きく変えてしまいました。安田成美さんの歌も心に残ります。
一般的には評価が高いけど… |
「24時間戦えますか」の時代に作られたものだからでしょうか。常に全速力で疾走している感じ。今、流行の癒し系とは正反対。私はそこが好きになれません…