ユリイカ 2004年12月号 特集 宮崎駿とスタジオジブリ
残念!! |
宮崎監督の美しいイラストは全く載っていません。期待はずれと言っても過言ではないでしょう。なぜこのような本が存在するのかといえば、(辛口ですが・・・)この映画を見ていろんな人が何をどう感じたのかに興味をもつタイプの人が読むんだろうなー(内容が詩と批評なので)・・・とかなんとなく明治の文明開化みたいなにおいがします。(わたしが知らないだけかもしれませんが、それだけ歴史があるのかもしれません。)イラストを求めていた私には期待はずれでした。
より深く「ジブリ=宮崎駿ワールド」を堪能するために |
ユリイカは詩と批評の雑誌です。
良い詩も載っていますので、そちらも読んでみてください。
さて、
今回「ハウルの動く城」という映画作品を取り上げるのではなく、
「スタジオジブリと宮崎駿」という作り手側を取り上げています。
何人かの方が批評なり解釈を書いてみえますが、
良くも悪くも「ジブリ=宮崎駿作品」を読み解くのに参考になります。
これは批評本であって予習本ではありません。
純粋に「物語を楽しみたい」と思う方も
批評文を読んでみてはいかがでしょうか?
いろいろな批評文を読んだ後でも
「ジブリ作品」に関していえば、
充分に素直な気持ちで物語を楽しむことができるはずです。
私は、
それだけ「ジブリ=宮崎駿作品」の物語には強さがあるからだ
と思います。