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風の谷のナウシカ

風の谷のナウシカ 人気ランキング : 344位
定価 : ¥ 4,935
販売元 : ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
発売日 : 2003-11-19
発送可能時期 : 通常24時間以内に発送
価格 : ¥ 3,948

   腐海(ふかい)と呼ばれる毒の森とそこに棲む蟲(むし)たちに支配された世界。辺境の王国・風の谷には、自然を愛で、蟲とすら心を通わせる少女ナウシカがいた。腐海を焼き蟲を滅ぼそうとする大国の争いに巻き込まれながらもナウシカは、人を愛するのと同様に蟲たちをも愛そうとする…。
   アニメ誌に連載していた自らの漫画を原作に、宮崎駿が監督を務めた劇場用長編アニメ。母の優しさと獣の荒々しさを兼ね備えたヒロイン、おぞましくもどこかしら哀しさを感じさせる蟲という存在、あるときは風に乗りあるときは雲を割いて空を駆ける飛行機械など、それまでの宮崎作品の集大成にしてその後の原点と呼べるような1本だ。音楽を久石譲が手がけて「宮崎×久石」の黄金コンビが生まれるきっかけともなったが、そのテーマ曲も美しいことこの上ない。
   巨大な王蟲(オーム)の群れが暴走するクライマックス、そしてナウシカの純粋な魂が胸を締めつけるラストシーンは圧巻。日本のアニメ史上にさん然たる金字塔をうちたてた作品である。(安川正吾)

後期の最高傑作だが、中途半端。是非原作を。

 さて、待ちにまった「風の谷のナウシカ」がやっとDVD化されることをまずは喜びたい。わたしとて、某女優(歌手?)やストーリー的には「こんなの許せない」と思いながらも、最後はまんまと泣かされた口である。(ここら辺の見せ方はやっぱり一流。)まずはDVDのすばらしい再現性を素直に楽しみたいと思う。
 しかし、わたしにとっては(初見時には)映像的にはともかく話としては「根」の部分で納得することができなかった映画でもある。が、その答えは原作にあった。
 特に、ナウシカ達がわれわれと同じ人間だとか、王蟲が自然の生物だと思っている人、単純にこの作品が環境問題を取り上げているのだと思っている方々、DVDの発売が待てないあなたや、ナウシカをより楽しみたいと思っているあなたには是非原作の方も読んで欲しい。わたしが納得できなかった「根」の部分がそこに描かれ、結果として映画の台詞から受ける印象や映像の感じ方が今までとは変わり、きっとあなたもあの禍々しい巨神兵にさえ愛と悲しみを覚えることになる。(うそじゃないよ。)
 そしてこの作品がそんな薄っぺらな物ではなかったことに改めて驚き、ナウシカという作品がますます愛しくなるに違いない。

やっと出るの?ナウシカのDVD?

この作品は20年前、私が初めて見た 宮崎アニメです。
話題にはなっていましたが、
「たかが、アニメでしょ?」という気持で見ました。
見終わったあと、不覚にも自分の頬に
涙が流れている事に気着きました。
どうしようもない絶望感で始まる、導入部。
地球に対して、人間が犯してしまった罪の深さ。
自然に対しても他の人間に対しても、もっと謙虚になり
調和して行く事だけが、人類存続の唯一の道である。と
現代に生きる人すべてに問いかけている話しです。
また久石譲さんの音楽が素晴らしく、まるで
交響曲を聞いているようです。
本当にこんな素晴らしい映画を作る国に生まれてよかった。

あれから20年

初めて映画を見たときは小学生。ビデオも手に入れせりふをすべて覚えるほど繰り返してみて、最後はテープがだめになってしまったのを覚えています。原作もポスターもそのほか色々なグッズも山のように買いました。それらは今でも実家にきちんとしまわれています。ナウシカは私のヒロインであり、憧れであり、私の子供時代の象徴であり、メーヴェで空を翔る姿は本当に印象に残っています。あの時は「16歳になるころにはナウシカのようになりたい」なんて思い、今ではその年もはるかに越え、仕事に追われる毎日の中でマクロな視野を失いそうになっていました。このDVDで何かを取り戻せそうな気がします。
アメリカではたくさんの日本製アニメが毎日放映されていますが、ぜひ将来的にオリジナルでも今の技術で作成し直されたものでもいいから、英語吹き替え版を作って公開してもらえれば..... (原作も英訳した完全版をオリジナルのように7巻ほどに分けて発売して欲しい.....)

次世代へ伝えるべき傑作。

この作品の主題はエコロジーである。
だが、いわゆるエコロジストの様な浅い悲嘆ではなく、
それよりも二重、三重に思考を深めたエコロジーだ。
「自然を大切に」の様な単純明快な話なら誰でも描けるし、人を簡単に感動させられる。
だが宮崎駿氏は、そんなエコロジーを皮肉るように「風の谷のナウシカ」の原作を仕上げている。
「腐海が実は世界を浄化している」のだという部分では、
そういう「自然を大切に」的な展開を予想していたが、
原作でナウシカが旅の果てに見たものは、腐海によっていつか世界が浄化され尽くした時、
人類の肉体はその清浄さに耐え切れないのではないか、という皮肉だった。
人間は環境汚染にあわせて、実際は肉体そのものを作り変えているのではないか?
これは簡単に回答できない重く深いメッセージだ。
ナウシカはそれでも自然と共に生きることを決める。
この辺りの彼女の苦悩こそが、この作品の、そして作者の作品総てに通じるテーマだと思う。
自然破壊という業を背負いながら、自然と共生するという考えは、
環境問題に関して最もリアリティある回答ではないか、と思う。
両極端に行くことなく、その善い意味での曖昧さというのは、
別の視点からは卑怯にも映るが、この世界に生きる以上、
当然な結論と言える。
人間が自然の側に立つことなど出来ない筈であるし、
人間側の理屈だけで考えるべきではない。
それが、
ナウシカの言う「いたわりと友愛」の精神なのだろう。
原作で墓の主がナウシカにこのようなセリフを言う。
「お前は危険な闇だ?生命は光だ。」と。
それに対してナウシカはこう反論する。
「ちがう。生命は闇の中にまたたく光だ。」と。
人間は闇も光も背負っているのだ。
だから、自然に対しても服従する必要などない。
妥協しあって生きれば善いのだ。
本当にそう思う。
映画は原作のほんのサワリにしか過ぎないが、
ナウシカの強く鋭い瞳の中に、確実にひとつの光が見えるだろう。
それが、
この作品が単なるSFを越えた偉大な映画であるいう証拠だと思う。

こんなにも色あせない作品

久しぶりに見てみようかな?なんて。
軽い気持ちで久しぶりに見始めたんですけども。
いつの間にか家族全員テレビにかぶりつき状態でした。
凄い。放映されて20年以上もたつのに
全く色あせない作品。
やっぱりいい作品は時代が変わっても良いんだなぁって
思いました。
この映画。
実は子供の頃両親に連れて行ってもらってるんです。
小さな頃だったのでしっかりは覚えてないんですけども。
今この歳になってじっくり見て。
あの時分からなかった言葉の重みや。
平和の大切さ。
それぞれの人々の喜びだったり。
悲しみだったり。
そういった様々な事を改めて知った気がします。
胸に来ました。
「何故人は傷つけあうの?」
日々聞こえてくるテロや戦争。
自然破壊や環境汚染。
悲しいニュースに溢れた日常に生きている...。
この世に生きる全ての人に見て頂きたいDVDデス。

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