未来少年コナン 1
アレグサンダー・ケイの小説『残された人々』をベースに1978年にNHKで放送された、宮崎駿が初の演出を手がけた傑作SF冒険アニメーション。核兵器を超える兵器を使用した世界大戦のため、人類は絶滅の危機に瀕した。それから20年後、よみがえりつつあった世界で生まれ育った少年コナンが、少女ラナとの出会いをきっかけに新しい世界へと冒険に出ていく。 第1巻ではコナンとラナとの出会いから、インダストリアのモンスリーに連れ去られたラナを追ってコナンが旅立つまでが描かれる第1話「のこされ島」、第2話「旅立ち」を収録。プロローグにあたる本巻では、物語の大きさを感じさせつつもまずはコナンの表情とアクションシーンの描写に重点がおかれており、片時も画面から目を離すことができない展開となっている。(田中 元)
見るときっと欲しくなりますよ |
今でこそ知らない人のいない宮崎駿ですが、その名前を世に知らしめたのがこの作品です。NHKの平日7:30と言うおよそアニメをやるとは思えない枠で放送されながら、日本中のアニメファンを虜にしました。
当時、私の家にはまだビデオもなかったので、ラジカセに録音して繰り返し聞いてました。
またテレビ画面をカメラで撮っている友人から、写真を焼き増ししてもらい、カセットのレーベルにしてました。
宮崎アニメの最高峰は、もののけでも千尋でもなく、この作品だと私は思います。
この作品を見たことなくて、ナウシカやラピュタ、魔女の宅急便が好きな方は、決して高くない買い物だと思います。最近の作品、もののけや千尋とは少し雰囲気が違います。
2004年11月現在、毎週木曜ほとんどの地域のNHK教育で再々々・・・(?)放送中です。見るときっと欲しくなりますよ。
最も最終回がきて欲しくなかったテレビアニメ! |
私が中学生の頃に、NHK初の長編アニメとしてが放映されたのがこの「未来少年コナン」でした。
それまでのアニメは「ガッチャマン」や「マジンガーZ」など、いわゆる勧善懲悪ものが主流で、こんなにメッセージ性の強いアニメに出会ったのは生まれて初めてでした。そのストーリー展開や登場人物の心理描写に陶酔し、毎週食い入るように観ていました。
当時、大分県の離島で暮らしていた私は、夏休みになると毎日のように海で泳いでいたのですが、コナンに影響されて自作したモリを片手に魚を追いかけ回していました。
その後、大学生になって「カリオストロの城」を観て「ルパン三世がこんな風になっちゃうのか!」と感激し、男友達三人で「風の谷のナウシカ」を観た後、三人とも感動のあまりなかなか立ち上がれず「もう一回観ちゃおうか・・・。」ってそのまま続けて二回目の上映も観てしまった記憶があります。
私にとって宮崎アニメの原点はなんと言っても「未来少年コナン」です。
最終回の「大団円」が放送される前、「次回の大団円って何だ?」と思い、辞書で調べたところ「めでたし、めでたしで終わること。」って書いてあり、「え〜っ!コナン終わっちゃうのぉ・・・。」ってすごいショックを受けたことが昨日のことのように思い出されます。
あれから何度も再放送され、たくさんの子供たちや我々大人たちをも新鮮な感動で包み込んでくれるこの作品が愛おしくてたまりません。
コナンといえば名探偵より未来少年 |
数十年前のアニメとは思えないデキ。
とにかく、圧倒的なスピード感と迫力が素晴らしい。
数十年前に作られた「未来」の話なのに
今見ても、登場する機械が未来っぽく感じられるのが素晴らしい。
独特のデザインに包まれた世界観。
毎回ドキドキさせる見せ場が用意されたテンポのよさ。
現実離れした筋力・走力・勇気で
次々とピンチを切り抜けていくコナンの姿は
年齢・性別に関係なく、胸を熱くさせてくれる。
すべての人にオススメする最高の一品。
恐るべしニュープリント・ニューマスター |
作品の面白さは言うに及ばず、とにかくDVD黎明期に発売されたこの作品のDVDBOXとの段違いの画質の良さに全巻買いなおしました。BOXを購入されている方も是非一度見てみて下さい。驚きますよ。
のびたくん! |
コナン足の小指使いすぎ。
ラナ顔四角すぎ。
オープニング曲古くさすぎ。