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茄子 アンダルシアの夏

茄子 アンダルシアの夏 人気ランキング : 3,471位
定価 : ¥ 5,040
販売元 : バップ
発売日 : 2003-12-21
発送可能時期 : 通常24時間以内に発送
価格 : ¥ 5,040

   スタジオジブリの大ヒット作『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』で作画監督を務めた高坂希太郎の監督デビュー作。故郷アンダルシアで開かれる一大自転車レースに参加するペペ。しかしレース当日は、彼の元恋人と兄の結婚式と重なってしまい、さらにレースの最中、彼は無線で、スポンサー企業から解雇される話を聞いてしまう。
   過剰なほどの鮮やかなブルーで再現される空。その下に広がる南スペインの風景を見るだけでも、晴れやかな気分にさせる。作画のタッチ、とくにキャラクターはジブリ作品のテイストを受け継ぎながらも、要所で原作(黒田硫黄のコミック)のタッチも採用。自転車レースでは、俯瞰(ふかん)などのアングルを駆使することで、マラソン中継を見ているような緊張感とともに、チームレースとしての駆け引きを楽しめる。ドラマ部分が焦点を当てるのは、故郷に対するペペの屈折した心境。彼の思いが集約されるクライマックスは、ジブリ作品とはちがって、大人にしか分からない切なさが伴う。そして、47分という長さは、自転車の疾走感と同じように、スカッとした印象を残すのにぴったりだ。(斉藤博昭)

アニメ化で得たもの、失ったもの

あの北海道のスター・大泉洋が主役!
これだけで「絶対観る!」と決意した、お馬鹿な小生なれども。
原作・黒田硫黄、というのもかなり引っ掛かったワケで。
最近ではあんまり漫画をよく読んでないのだけど、それでもこの方の名前は知っていて。愛読していた某音楽誌でも絶賛されていて。で、公開前に我慢出来ずに原作本を入手。
噂に違わず、凄く面白かった。
これをジブリ人脈の手で映画化、しかも主役・ペペを大泉氏が演じる。期待は嫌が応にも膨らんだ。
で、実際に拝見して── 確かに素晴らしかった。
自転車レースの描写は絶品。監督の高坂さんが実際にレースに参加されている、というだけの事はある。正直、日本に於いて(少なくとも自分にとって)は馴染みの薄いものだが…それでも物凄い説得力だった。空撮、実況スーパー、転倒、風切り音、砂嵐……小品とはいえ、相当な時間と手間を掛けているであろう事が容易に想像出来た。これだけでも充分に買い!といえます。
ただ。原作に魅せられたからこそ、の不満もあった。
映画化、故に物語が“ステレオタイプ”寄りになってしまったなぁ、と。
例えば、ペペの表彰シーン。原作では、1頁でサクッと描かれているのみだが…本作では細かくアングルが替えられ、より華々しくなっている。更に、映画オリジナルキャラの友人がTVを観ながら咽び泣いている。他には、兵役から戻ってきたペペと兄・アンヘル&恋人カルメンのシーン。原作は↑に同じ、で本作ではペペは感情を露にして丘の上で悔し涙……ここが残念ながら、個人的には興醒めだった。説明過多というかベタだなぁ、と。
まぁでも原作を知らなければ、そうした不満も無かったであろうとは思います。良い作品ですよ。

ここにあったのか!

近年になって、ツール・ド・フランス、ジロ・デ・イタリアと総集編DVDが発売されている。たとえ日本でマイナーでもグランツールは楽しいものである。そういう認識を新たにさせられた。
なのにどうして、「ヴェルタ・エスパーニャ」はないのだろう…。
と思っていた。思っていたが、忘れていたようだ。
そう。この作品こそグランツールの最後を締めるスペイン一周レースを如実にドラマ化したものであったのだ。
その証に、解説者はあの市川さんがなさっているというところが臨場感溢れるといわず何といおうか。
話自体も確かにありふれたネタかもしれない。
けれど、観終わった後は、俯いていた視線を少し上げてみようか…とそんな風に思わせてくれる。
自転車で猛スピードは中々許されないちょっと手狭な日本の道路事情だが、画面の中からその風を感じて欲しい。そんな作品である。

自転車、スペイン、ねこ

黒田硫黄氏の原作から気になっていた作品。
宮崎駿氏が気に入ったのはアニメになって改めて見るとようく分かる。
黒田氏自身は決してアニメになるなんて想像もしなかったろう。
それを映画にしてしまうジブリのパワーとわがままを、自転車乗りのみなさん、
ちょっとの優越感ととともに味わって下さい。手元に置く価値のあるDVD。

結構良かった

 色々なことを言う人がいますが私としては楽しく見ることができました。ストーリーも欧州の厳しいビジネスライクな選手扱いなどがきちんと描かれていて良かったです。サラリーマン諸兄の参考になるような感じは受けませんでした。日本人に受けない部分があるとすれば、このアニメが国際映画祭の出品作品であるため、「浪花節」を取り入れていないところにあるのでしょう。
 ストーリーに文句を言う人はいても、私が文句なく良いと思ったのは映像の美しさにあります。迫力はそこそこあります。特に市街地に入って自転車がコーナリングするところでは思わず身体に力が入ってしまいました。CGを駆使しての作画と思われますが、大変処理が上手で自然な感じがします。結構楽しめました。

実は、何気にいい作品。

自転車レースが舞台なので、日本人にはなじみがなく
受けが悪かったのでは?と思うのですが、ストーリーは
シンプルですが、濃密度が高く、登場人物の気持ち、
特に主人公の心理描写がうまく表現された、いい作品です。
そういう点では、ジブリの血を十分引き継いでいるのですが、
映像は、レースの激しさを物語る劇画タッチのシーンもあり、
この作品独自の個性も、ところどころ見受けられます。
声優がマッチしていれば、もっといい作品になっただけに
残念ですが、それでもお勧めです。

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