スタジオジブリ専門に取り扱っていいるオンラインショップ

おもひでぽろぽろ

おもひでぽろぽろ 人気ランキング : 4,371位
定価 : ¥ 4,935
販売元 : ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
発売日 : 2003-03-07
発送可能時期 : 通常24時間以内に発送
価格 : ¥ 4,935

   時は1982年、27歳のOLタエ子が山形の義兄の実家へと一人旅し、そのさなかにかつて小学校5年生だったころの自分を回想していく。岡本螢と刀根夕子による原作コミックは、小学校時代のみを描いているのだが、高畑勲監督は新たにOLのヒロインを設定し、ふたつの時代を行き来させながら、ひとりの女性の生きざまを露にしていくと同時に、彼女が行き着いた村で行われる有機農業の美徳を説きながら、田舎と農業を礼讚していく。    デビュー作『ホルスの大冒険』ですでに農耕のすばらしさを描いた高畑監督らしい設定ともいえるだろう。一方、小学時代は少女が空をかけ上がるといったファンタジックな処理も多分になされている。声の出演は今井美樹と柳葉敏郎。ベット・ミドラーの『ローズ』を翻訳したエンディング・テーマを都はるみが歌うなど、音楽効果も凝っている。(的田也寸志)

高畑監督からすべての女性へ

悩みもたくさんあったけど、純粋だった子供の頃の自分を裏切らない生き方をしなさい。
この映画にはそんなメッセージがこめられているようなきがします。
アニメ『赤毛のアン』で日本の少女たちに、たくさんの夢や希望を与えてくれた高畑監督。この映画は大人になった私たちへの監督からの素敵な贈り物です。

大人のジブリ。

多くの人が思っているように、子供受けは悪いと思う。
確かに、出だしはぱっとしないところもあるし、物語も
淡々と進む傾向がある、ストーリーの内容も子供受けしない、
というより、子供にはわかりづらい。
が、その分、心の描写はおそろしくうまい作品である。
何気無い日常の中で、誰もが密かに感じている焦燥や希望、
後悔、不安などが、登場人物を通して映し出され、それが
見るものに感情移入させる、ジブリでは「海がきこえる」
の流れを汲んでいるといえよう(作成の順序は逆だが)。
今井美樹と柳葉敏郎の声優ぶりも、今のジブリ声優陣より
はるかにマッチしており、いい味を出しているのもグッド!
子供より大人が見るべきジブリ作品ではなかろうか。

振り返るということ

何度も見るうちに、ジブリ作品の中で一番好きになってしまいました。
二十歳を過ぎて、毎日が何も考えなくとも楽しいという時期を過ぎた
からかもしれません。タエ子とは年齢も性別も生きる環境も違うけれど
多分に共感できる思いが詰まっていました。
回想する小学5年生の頃のエピソードはどれも何でもない事なんだけど、
だからこそ愛しく懐かしく思えるものばかりです(くもりの日の話と
分数の話が特に好き)。
ラストは泣いてしまいます、素晴らしい。過去から少しずつすくい出した
ものが現実と一致して花開く。立ち止まり、後ろを見直してみることは
懐古主義ではないと思います。

郷愁なのだ

 主人公と同世代の私としては、少女時代の回想シーンで「そうそう、こういう時代だったよな」と郷愁に浸ってしまうのでした。 大人になっての場面。結局、こう言うエンディングに向かって行くのだろうと予想できてしまうけど、大切なのはどう言う結論に到ったかではない。利害やら損得やらしがらみやらを越えて「自分の本心に素直になって出した結論か?」と言うことなんだろう。 無論、「世の中そんな単純なもんではなかろう」と素直に成り切れない自分がいるのだが、それでもエンディングの都はるみで不覚にもホロリとしてしまったのだった。

同年代にはたまらない作品。

ジブリの作品で、宮崎監督の作品が好きな人にはいまいち感が
強いかもしれません。
子供や、学生にも、いまいち反応は薄いでしょう。
しかし、仕事をしていて、同じような思いを感じたことがある人には
たまらない作品といえます。
主人公が、子供のころからあこがれてきた田舎を訪ねることにより、
自分の子供のころの思い出が次々と浮かび上がってきて、自分の
過去を振り返る、どこにでもありがちなストーリーですが、その
ありがちなところに、観る人は今の自分の姿、気持ちを投影させて、
共感を覚えるのではないでしょうか。
きっと、毎日が同じように過ぎていく日常の生活にしゃくぜんとしない、
閉塞感を感じている人には、主人公の気持ちがわかるはずです。
ラスト、本当にあるべき姿を発見した主人公に、拍手したくなりました。

『スタジオジブリ専門ショップ』はAmazon.co.jpウェブサービスを利用しています。
Copyright 2005 スタジオジブリ専門ショップ All rights reserved.