ホーホケキョ となりの山田くん
人気ランキング : 4,937位 定価 : ¥ 4,935 販売元 : ブエナ・ビスタ・ホームエンターテイメント 発売日 : 2000-11-17 発送可能時期 : 通常24時間以内に発送 価格 : ¥ 4,935
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日本を代表するアニメーションスタジオ、スタジオジブリが贈る、高畑勲監督の1999年劇場公開作品。原作は朝日新聞に連載のいしいひさいちの4コマ漫画。どこにでもあるような平凡な家族の日常を、どこまでも明るく、あっけらかんと描いている。どこかなつかしく、心がちょっとあたたかくなるホームドラマだ。 全644ページに及ぶ絵コンテ、本編で使用された原作を映像化した四コマ漫画全78本(静止画)が収録されるなど、内容も盛りだくさん。音声も2chと5.1chのドルビーデジタル、5.1chDTSでも収録。さらに字幕は日本語字幕だけでなく、英語字幕、フランス語字幕も収録の特典がユニーク。(今泉香織)
庶民って素晴らしい |
映画館でこの作品を観たとき、
登場人物の一挙一動に映画を観ているほぼ全員の人達が老若男女、知人他人関係なく同時にツッコミを入れておりました。(関西圏だからか?)
タイトル通り、隣に住んでそうなおかんとおとん、ばあちゃんに子供たち。それから無愛想な犬。
いやいや、隣どころか自分の家にすでに居そうです。
ケセラセラを超ソプラノで熱唱するおかん!いるよなぁ・・・
コケ説、駄作説多いようですが、
登場人物に見ず知らずの人々が仲良くツッコミいれちゃうような作品、これって駄作ですか?
売れない理由 |
興行的にも大ゴケしたし、ビデオやDVDだって他のジブリ作品が複数本ずつ並べてある中で唯一取り寄せ、よくて1巻だけ。これだけ知名度が高い原作なのに何故?
それは、世のお父さん方のための癒し映画だからです。見ないとそれが分からない。たとえそれを知って「見にいきたいっ!」て思ったとしても、お父さんたち、映画館行ったりDVD観たりあんまりしないし、だいたい映画の選択権は家族に握られてるからコナンとかワンピースとかイケメンライダーとかに引きずられてっちゃうし。
アニメとしての手のかけ具合は噂どおり、すごい、です。単純なヘラヘラ線でできた背景が遠近法で動くんだぜ!って言ったってガキにはわかんないよなあ。
超すげえいい映画 |
超すげえ!感動した!
なんで日テレは金曜ロードショーで毎年流さねえんだよ!
ナウシカとかラピュタとかはもういいじゃん!
みんなDVD買ってるって!
こんな素晴らしい映画を否定する奴は全員、心が腐っているに違いねえ!
「適当」の意味 |
「適当」というのが、この映画の公開当時のキャッチコピーだったと思うのですが、確かにこの『となりの山田くん』にはある種の「適当さ」が存在します。それは何ものんべんだらりとした悪い意味の「適当さ」ではありません。何かにつけて忙しなく、ともすれば息が詰まりそうになる今の時代にあって、この『山田くん』にある気楽な「適当さ」はなかなか心地良く、また貴重でもあると思います。
こういう今の時代状況を考えると、正面切ってこの様なのんびりした映画を作るのは、返って思い切った大胆なことなのかもしれません。この大胆さは、現在も日々公開される最新の映像技術を駆使した派手なアクション映画や、あるいは映像的にも内容的にも高密度であるそれまでのジブリ作品と本作を比べると、さら!際立ちます。
この様な大胆さ、そしてギャップ(しかも本作の「地味さ」に起因するギャップ)の大きさが、公開当時には悪い方向に作用してしまったのか、興行面ではそれまでのジブリ作品と比べてあまり良い成績を上げることができませんでした。しかしだからと言って、この作品が内容的にも見るものがないのかと言うと、私はそうは思いません。話の内容は地味であり、テンポもゆっくりしていますし、また映像自体も水彩画風の淡いタッチですので、波乱あふれる娯楽性には乏しいかもしれません。しかしその代わりにこの作品には(その様な映像表現もあいまって)、見るものを優しく迎え、気楽な気持ちにしてくれる「適当さ」があります。この様な魅力は、見たいと思った者が好きな時に手に取り、好きな時に見!返すことができるDVDやビデオといった媒体でこそ生きてくると思います。
けーせらーせらー。 |
正直、見る前は全く期待していなかったが、実際見てみると、すごい面白い作品だった。内容は本当に地味なんだが、これがやたらと面白い。ストーリーが濃い映画なんかではない(と思う)ので、何度見ても楽しめる映画だ。(実際7日レンタルで借りた私はほぼ毎日見た。)
『けーせらーせらーなるようになるー♪』の歌がとっても心に残る。この映画を見て1年以上が経ったが、今でも思わず口ずさむ。