もののけ姫【劇場版】
人気ランキング : 698位 定価 : ¥ 4,725 販売元 : ブエナ・ビスタ・ホームエンターテイメント 発売日 : 1998-06-26 発送可能時期 : 通常2日間以内に発送 価格 : ¥ 4,253
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時は室町時代。タタリ神の呪いを断つために旅立った勇敢な少年アシタカは、たどり着いたシシの森で、森の神々とエボシ御前が率いる製鉄集団が、バトルを繰り広げているのを知る。同じ時期、彼は、人間でありながら森の神々に味方する少女サンに出会う…。 生きるためには闘っていかなくてはいけないという、アシタカ、サンらの壮絶な生きざまを、ファンタジックなキャラクターを駆使して描いた、アニメ界の巨匠・宮崎駿監督作。構想16年、製作期間3年という力作だけあって、練りに練られたストーリーの中に、監督の哲学がしっかりと息づいている。海外でも公開され、絶賛された宮崎アニメの最高峰だ。(斎藤 香)
宮崎監督の本気 |
鮮血が飛び散る、人間があっけなく死んでいく様子など、今までの宮崎アニメには見られなかったグロテスクな部分がより強烈に描かれている。
シシ神は人間対自然の攻防を干渉することなく、ただ傍観していた。神は何もしてくれないし、逆に求めてもいけない。そんなものだ。結局自分が気付いて何をすべきかを考え、自分自身が行動しなければならない。最後にシシ神は自らの命と引き換えにアシタカの呪いを解き、生きろといった。
生きること、自然と人間が共存することがどんなに苦しいことか。アシタカはあの後も人間同士の醜い争いや自然破壊を目にしながら苦しんで生きていったことだろう。この映画は本当に強烈だった。生と死、自然と人間の共存、愛情、憎しみなどが複雑に絡み合っている、非常に深い作品だと思う。
奥が深い作品 |
宮崎監督が懇親の力をこめてはなった1作です。
自然の側につく少女サン。人間の側にいるエボシ御前、そして自然と人間との調和を目指すアシタカ。
結局は人間側の勝利に終わり、自然は「神」のもとから人間が開発可能になりました。
その間の戦闘シーンがすごいです。宮崎監督作品のなかで一番ではないでしょうか。
最後にアシタカが言います「私はたたら場とともに生きる。サンとは時々会いに行こう」
このせりふでアシタカが人間側についたことが分かります。
皆さんはその後のアシタカを考えたことがあるでしょうか。
わたしは、アシタカはエボシ御前と結婚すると思います。
そして、自然の少女サンとは、時々会う仲になると思います。
その後のアシタカを考えてみるのも面白いと思いま。
何度見てもいいよね☆ |
せつないストーリーが胸にジーンとくる作品。
ホームシアターなどで見たら、きっと、とりこになること間違いなし!!
人間と自然の関係 |
今まで「宮崎」作品を見てきた中で,この「もののけ姫」はその中でも一番をつけたい作品です。映像もすばらしい,音楽もすばらしい,そして映像の中で生きている人間関係やその問題などなど本当に感動しました。人間であるアシタカと,森の神々に味方をするサン、人間の永遠の課題ともいえる自然と人間のかかわりなどとても複雑な関係が描かれています。開発を進めようとする人間と自然を守ろうとする神々やそこに住む者たち、やがて戦いという形で終わらせようとする人間のエゴリズムが良く出ています。またアシタカとサンの関係も見ものです。
「ナウシカ」ともある意味関連性のある作品なので,これら宮崎作品はぜひ見てほしいです。
寓話 |
正直言って映画館で初めてこの映画を見たときは、ピンと来ませんでした。その後、折に触れて何度も何度も見返して行くうちに、登場人物たちの置かれている状況、作品内で扱われている神秘的な事象の意味、などが、おぼろげながら見えてきたような気がしました。自分なりの視点が定まってくるとともに、初めて見たときには特に何の感興もおぼえなかったシーンに感動するという幸福な体験も得ることが出来ました。
何度も鑑賞した結果、僕はこの映画に対して「一筋縄では行かない寓話」という印象を抱きました。大変重いテーマを取り上げているせいか、深読みできそうな事柄は山ほどもあります。僕自身、まだこの映画を十分消化できていると思うことが出来ません。僕にとってこの「もののけ姫」は、見れば見るほどまた見たくなる不思議な映画です。
本当はまだまだこの宮崎監督の代表作について書いてみたいのですが、決定的なネタ割れを回避するため、ここで僕の感想を終えます。ただ、これだけは言っておきたいと思います。「サンは確かに美しい」と。